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新型コロナウィルスが不動産市況に及ぼす影響 2020年9月30日 大阪

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2020年9月末現在の不動産市況をご報告致します。 Go Toキャンペーンが全国的に広がりウィズコロナが定着してきたこともあり繁華街に人が戻り始めました。一方不動産市況は9月末の決算月とは思えないほど取引が閑散としました。物件情報は増加傾向にありますが価格は以前の水準と変わらないので成約率は低くなっています。コロナ禍でも好業績な企業や個人の需要は存在しますが、迫りつつある不景気に備えて様子見ムードが広がっております。商業不動産の賃貸市場は言うまでもなく凍結状態ですが、オフィス空室率も増加傾向にあります。またその傾向は感染者数の多さやリモートワークの浸透のせいか関西より首都圏の方がより顕著になっております。ただ今回はリーマンショック時のようにホルダーのデフォルトの後、賃貸市場が崩れるのではなく、実体経済のダメージにより賃貸市場から価格崩壊を起こしつつあります。今はまだ金融機関が比較的安定しているので売買価格の値崩れは数ヶ月先になると思われます。株式市場と同様に不動産投資市場も参加するのが難しい市況となっておりますが個別に物色して頂ければと思います。