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不動産市況 大阪 2019年11月・12月

不動産市況

2019年12月時点での大阪の収益不動産市況を報告致します。収益物件に対する金融機関の融資が一層厳しくなっておりますので売買取引が停滞気味です。現在は短期売買を目的とした資金力のある不動産業者がメインの相場となっており、中心地の10億以上の物件に集中しています。個人向け2億以下一棟レジデンスへの融資はほぼ止まっていますので来年には値崩れを起こすかもしれません。いっぽうで外国人投資家が好むミナミやキタの区分所有マンションの取引は活況ですし、ワンルーム投資に対しては個人でも融資がつきますので、高水準で推移しています。但しこれらインバウンド関連の物件は世界情勢からの影響も受けやすく、長期化した香港情勢による悪影響も出はじめています。とはいえ日本で起業しインバウンド事業を起ち上げる外国人の方が増えたり長期的な円安も後押しするので、一過性のトレンドではなく、じわじわと大阪の不動産需要が高まっている感触が出てきております。相対的に大阪の不動産は好調と言われていますが、物件の種類・価格帯・エリアによって様々な傾向が表れていますので、現時点では一概に上がったとも下がったとも言えない状態です。