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不動産市況 大阪 2020年2月

不動産市況

2020年2月末現在の大阪の不動産市況をご報告致します。とうとう嫌な予感が的中し新型コロナウィルスが世界的な景気後退を招くことになってしまいました。あれほど訪日外国人観光客で埋め尽くされていた関西の主要観光スポットは驚くほど閑散としております。大阪の不動産価格はインバウンド向けに上昇した物件が稼働率の低下やテナント退去等の影響で軒並み下落しており、宿泊施設の新築計画も宙に浮いている状態です。土地価格についても2018年後半からの上昇部分はほぼインバウンド向け物件を想定して動いておりましたので下落する可能性が高いですが、住宅やオフィスビル用地と比較してホテル等宿泊施設向け用途で取引された土地は数値的に20~55%程度割高に動いた傾向にありますのでそのような物件は要注意です。今回のコロナショックが無かったとしても、そもそも上限まで価格が高騰していましたので、逆に適正値前後まで調整されること期待しますが、今後はむしろそれに伴う金融機関の融資姿勢の変化が非常に心配されます。